2008-01-01から1年間の記事一覧

えきすとら

品川インターシティの下には、だだっ広い公共の広場がある。今は昼休み。オフィスレディーとサラリーマンがご飯を食べたり、おしゃべりしたり、タバコを吸ったりしている。コーヒーショップの内側からはそんな彼らの様子がよく見える。コーヒーショップから…

もうすぐオムツが取れるかもしれません

週末。隔日で早朝までの飲酒を繰り返すと、たばこをやめたことによる記憶喪失と二日酔いが相まって、ただでさえ薄暗い気持ちなのに、特に絶望的な日曜日を家族には笑顔を振りまきながら過ごすことになる。昼間は娘と家の前の駐車場でボール遊び。連日の真夜…

犬が苦手なポニョ

昨日は娘と美容院で髪を切る。美容院には犬がいて、店の入り口まで犬が出迎えてくれるのだが、娘はビビりまくり。大慌てで父親の足元に隠れ、泣きじゃくる。店を出た後、とにかく辛いマトンのカレーを食べて、吉祥寺に戻って家族で「崖の上のポニョ」を見る…

ゼロ年代の想像力

宇野常寛という人の「ゼロ年代の想像力」という本をなんとなく本屋で手にとって買ってしまう。昨日から生あくびばかりして、酸素が足りない状況で、パラパラと最初の方しか読んでいない。どうも1995年から現在にいたるまでの日本国内のサブカルチャーを例に…

アメリカの友人の夜

昨日はアテネフランセからジムに向かい、体調が絶不調なりに筋トレと水泳をこなす。クロールのフォームがどんどん崩れているような気がする。いつも上級者の泳ぎを見てばかりいたけれど、そろそろ自分のフォームを他人に見てもらいたい。多分、水中での体全…

私が存在しない日々

くたくたに疲れた週末だからといって寝坊はせずに、早起きしてジムに行こうと思っていたが、案の定早起きはできず。お昼前に友人と待ち合わせをしている渋谷へ急ぐ。宮益坂上にある澤乃井でうどんを。たぬきうどん定食で、うどんと炊き込みごはんのセット。…

nishi-nippori

炎天下のなか、地下鉄千代田線の西日暮里駅のホームから地上に上ると、日暮里・舎人ライナーの駅が目に入ってきて、千代田線だけでなく地上には京成線、JRとただでさえ、線路がいっぱい、道路もいっぱいのこの駅周辺が、さらに「線」で重ね塗りされているよ…

やるきよ

木曜日の夜は、アルベール・ラモリスの「赤い風船」を見た後に、沖縄料理屋で若い友人とバカみたいに呑む。金曜日は、二日酔いのままジムでウェイトトレーニング&スイミングをこなして、イメージフォーラムでパラジャーノフの「ざくろの色」。どうも日本に…

同級生?

いや、安室さん、聞くの初めてに近いですが、「BEST FICTION」っていわゆるベストアルバムだったのですね。それすら知らずにあの大きな看板からこっちを見てくる彼女の佇まいというか、存在感だけで衝動買いしてしまいました。そして、聞いてみたらなんだか…

BEST FICTION

昨日は阪本順治の「闇のこどもたち」。月曜日の夜、最終回だというのにものすごい人がシネマライズの入り口に並んでいる。相変わらずむかっ腹の立つもぎりのおねえちゃんの対応、そして意味が分らない指定席、もう少し言うと座席を指定してくるおねえちゃん…

北京で会いませう

昨日は娘とアンパンマンのテーマを10回以上聞き続けたのち、早めのお風呂と夕食を済ませて、寝かしつけるのは妻に任せ、夜は水泳と2回目の「レディ・アサシン」。日曜日は8時までという営業時間を知らずにジムに行ってしまったため、泳げたのは30分程度。あ…

Birds Nest

昨日は、以前、仕事で話を伺う機会のあった菊池宏さんが、トークショーにでるということで、ユーロスペースへ。菊池さんが、一昨日はじまったオリンピックのメインスタジアムの設計監理を一時期担当されていた、ということはお会いした際に聞いていたが、そ…

秋谷海岸

妻の実家のある横須賀に帰る。当初はもっと遠くへ家族で旅行を計画していたが、「今年は何かに取りつかれているから、どこにも行かずおとなしくしてなさい。」義姉によるという助言のもと、横須賀でじっとしていることにする。とはいいつつも、夏だし三浦半…

夏談春の夏

人生初めての落語は春談春で、昨日は夏談春。春のときは夜1回の公演でしたが、春談春が大人気であったため夏は昼と夜の2部構成。前回同様、こはるがまずはじめに登場。浮世根問(うきよねどい)。事前にアルコールを少し多めに摂取していたため、いまいち集…

髄液

明日は一ヶ月ぶりの髄液検査です。いやな結果が出なければよいのですが。ところで髄液って脳のどのへんに溜まっているのでしょうか。病気になるまでその存在すらしらなかった髄液。身体にどんな役割を果たしているのかもよく分かりません。見た目はどす黒い…

井の頭温泉

昨日に引き続き水泳と、生まれて初めてのマシン体験。仕事帰りに通う場所としては最適だけど、とにかく人が多い。下半身、上半身、体幹とひととおりの部分をきもち鍛えてみてから、プールに。ここのプールは20メートル。もう少しで25メートル。5メート…

16メートルプール

今年は勝手に独り大殺界ということで、交通事故の次は入院でした。これからもとてもいやな出来事が自分に降り掛かってくるでしょう。 というわけで、つらいことがあっても耐えられる身体づくりを目指して、スポーツジムに入会です。会員登録後、水泳だけは試…

さようなら

「さよなら。いつか分かること」 娘が部屋でテレビを見ている。テレビの画面にはチェイニー国務長官の記者会見が写し出されている。そこで国務長官はアメリカは建国以来の知恵として対外的に弱さを見せることは外国からの攻撃を避けられないため、弱さを見せ…

クラッシュ

いよいよ30歳になった。何の感慨もない。 今日、交通事故を起した。精神の動揺が激しい。身体の損傷もあり。車は廃車になると思う。事故を起した瞬間の映像が何度も頭のなかで反芻される。車の運転に向いてないことは薄々感じていたけど、やっぱり向いてない…

九品仏

夜、急遽打ち合わせのために九品仏にある設計事務所を訪ねる。自由が丘から大井町線で一駅のこの町に降りるのは初めて。自由が丘から走り出した電車は、電車らしいスピードになる時間もなく、あっというまに減速、停車。九品仏。駅前には、商店街が見えたが…

吐いたり下したり

娘2度目のノロウィルス感染。例外無く妻も感染。自分は疲労困憊。 もう1度、福田恒存。自由ということ、そのことにまちがいがあるのではないか。自由とは所詮、奴隷の思想ではないか。私はそう考える。自由によって、ひとはけっして幸福にはなりえない。自由…

人間・この劇的なるもの?

福田恒存の著作が新潮文庫で復刊。「舞台のうえでは、すべてが二重性において進行する。私たち見物人のまえには、つねに現在しか存在しない。その現在はつぎつぎに過ぎ去るが、それはけっして過去にはならない。つぎつぎに眼前に現れる現在のうちに、それら…

急性胃炎

目眩と吐き気に悩まされ、ここ数年自分を騙し続けて仕事をしてきたけれど、さすがに仕事にならなくなるほど、気持ちが悪くなってきたので、夜遅くまでやっている吉祥寺にある怪しげな病院に行ってみたら、急性胃炎と診断されて1週間が経った。疲労とストレス…

ジブンヲカンジョウニイレズ

あらゆる局面で自分を括弧に入れて、どちらかというと目の前にある現実、現在、状況に対して受動的に判断していくことを心掛けているつもりが、いつもそれは失敗に終わって、いつの間にか「自分」が力強く思考と行動の主体として立ち上がってきて、ちっぽけ…

今は止めているだけ

何年前だかにフィリップ・ガレルの「恋人たちの失われた革命」を日仏学院で見た。上映後のティーチ・インで、ガレルは「68年」の革命について、あの革命は負けたのではなく、一旦「止めた」だけなのだ、というような趣旨の発言を聞いたことを記憶している。…

嵐山

武蔵嵐山に行ってきた。京都の嵐山に似ているからその名前がついた土地らしいが、呼び方はムサシランザン。とにかく走り回ったり、這いずりばったりと30歳目前で運動不足の身体にはしんどいアクションばかり。おかげで何年ぶりかの筋肉痛に襲われ、情けない…

遅ればせながら

廣瀬純さんの「闘争の最小回路」の前書きより。 第二に、政治経済エリートたちは、すべての物事の測定基準は「行為」のみに存するかのような迷妄をぼくたちに刷り込もうと企てる。資本家は、実際には労働者ひとりひとりの「力」を剰余価値生産にまるごとフル…

マネキン

百貨店のセール最終日ということでやたらと人が多い渋谷で所用を済ませてから「アイ アム レジェンド」(フランシス・ローレンス)と深作欣二を2本「現代やくざ 人斬り与太」と「暴走パニック 大激突」を見る。 「暴走パニック 大激突」にはびっくり。 深作…