北京で会いませう

昨日は娘とアンパンマンのテーマを10回以上聞き続けたのち、早めのお風呂と夕食を済ませて、寝かしつけるのは妻に任せ、夜は水泳と2回目の「レディ・アサシン」。日曜日は8時までという営業時間を知らずにジムに行ってしまったため、泳げたのは30分程度。あまり気にせずに突然降り出した雨のなか、バウスへ向かう。日曜日の夜にも関わらず、そこそこの人の入り。
アーシア・アルジェントのことがホントに好きになってしまう感覚。こうして会社員としての生活に浸ってしまう自分にとっては、アサイヤスの映画を見る、映画の音を聞く、という体験だけでも、会社員としての生活を現実ではなく、どちらかというと実生活の方をフィクションとして捉えられるようにある種の遠近法を狂わせてくれる。巷では北京オリンピックで騒いでるが、こちらは香港から北京へ、上海へとそれぞれ向かう「レディ・アサシン」の登場人物たちが、実際にいま、中国で相変わらずの震えるくらいの緊張感をもって生きているような気がしてきて、やっぱり北京オリンピックの方が現実ではなくフィクションで、「レディ・アサシン」がフィクションではなく、現実に思えてきて、あげくの果てには、もう一度くらいはバウスで見ようかな、と思ってしまう日曜日の夜であった。