2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「アンヴィル」サーシャ・ガバシ

どうにもこうにも鬱がやってくるので吉祥寺へ。「アンヴィル」(サーシャ・ガバシ)。ヘヴィ・メタルは演歌のような気がしてきた。音や演奏の派手さよりも、歌詞がなにより直接的で情緒的過ぎるのではないか。冒頭、84年の西武球場での来日公演から始まり、…

きみがぼくを見つけた日 ロベルト・シュベンケ

今年のテーマとはいっても、あと2ヶ月しか残っていないけれど、公私混同なるものの実践によって、サラリーマンの賃労働としての「公」と、その反動、反感、愚痴、偽の空き時間としての「私」との二項対立そのものをなしくずしにすることができるのではないか…

「アンナと過ごした4日間」イエジ・スコリモフスキ

私たちが生きている時間はまっすぐなのかじぐざぐなのかくるくる回りながらなのかは問わず、何かに向かって「進んでいる」ような気がする。でないと困る。今日は昨日の影響下にあり、明日は今日を下敷きとして繋がっている、ような気がする。 病院の火葬場で…

ギー・ドゥボール特集

今回、アジアでギー・ドゥボールの撮った映画6本全てが初めて上映されるということで、日仏学院は立ち見(座り見?)が出るほどの観客が集まっていた。 そもそも、ギー・ドゥボールの本は1冊も読んだことないが、とにかく見てみた。 考えなきゃいけないこと…

私の中のあなた

高見映ことノッポさんがNHK教育テレビに出演していて、自らの幼少期を振り返り次のようなことを語っていた。「わたしは5歳くらいで大人がウソを付いたり、大人が子どもを子ども扱いしている、という事実に気づいていました。そのことをはっきりと分かってい…

metric live@渋谷CLUB QUATTRO

台風がやってくる直前、それまで降っていた雨が小降りになり、続いてほとんど止み始め、普段よりも人通りが少なく静けささえ感じられる渋谷でライブが始まった。 オリヴィエ・アサイヤスの「クリーン」、そして「NOISE」でその存在を知る事となったmetricの…