動悸がとまらない

アイスランドの噴煙がいっそのこと世界中に広まって航空機による流通が全て止まってしまえばいいのに、と不埒なことばかりが頭の中をめぐっている。自分にとっても他人にとってもどうでもいいものでしかないこの停滞感から抜け出すためにはどう動いたらよいのかと思案すればするほどブレーキは断続的に効いてくる。晴れた空を見たり窓から差し込む光を眺めてみることくらいしか内部で鳴り続ける動悸を止める仕方が見つからない。よくもまあ今まで生きてこれたものだ。脳内のメモリを全て消去して再起動できたらいいのだけれど、その方法も分からない今となっては日に日に少なくなってゆく意識の中を駆け巡るコトバといやいや付き合うほかないのか。はてさてこれからどうなることやら。自らを殺めるひとのキモチが少しだけ理解できるような気がしている。