イントゥ・ザ・ワイルド

昨日は午前中に阿佐ヶ谷でお仕事。住宅プロデュース会社のタイアップ広告で、実際にそのプロデュース会社で家を建てたお施主さん宅で取材。高円寺界隈は以前住んでいたことがあったから雰囲気は分かるけど、阿佐ヶ谷駅の北側、早稲田通りまで広がる住宅街の雰囲気は高円寺のそれとは異なって少し独特。とにかく道が狭くて、入り組んでいる。午後は保育園に預けた娘の迎えにいく時間を気にしながら新宿でショーン・ペンの新作「イントゥ・ザ・ワイルド」。「キャスト・アウェイ」のトム・ハンクスとは正反対に自らの意思でアラスカの自然のなかで独りで生きていく描写は、映画の中盤までカメラの存在を意識させるほど、とても親密さに満ちた画面だったが、エミール・ハーシュの死が近づくに連れて、その親密さが薄れてきて、もうすぐ映画が終わることを予感させながら、音楽を印象的に聞かせるようになる。パール・ジャムは確か「ビッグ・フィッシュ」でも使われていたけれど、この作品での使われ方の方が正しい気がする。マーシャ・ゲイ・ハーデンは「ミスティック・リバー」のラストシーンで見せた表情のまま、この映画の中に入り込んできているみたいで、息子が行方知れずになった母親が妙にはまっているような気がする。「プレッジ」を見た後よりもすがすがしい気持ちで映画館をあとにして、娘を迎えに駅まで走った。
今日は朝から掃除をして、娘と生協で買い物をした後、久し振りに昼寝をする。蒸し暑さで起きた後に、ジムで筋トレと水泳。そのあと、「ハンコック」を見て、大雨のなかバスで帰宅する。